今日は、本気で販売を仕事にしたい人に向けて、「成功の5つの柱」を明確に伝えたいと思います。
一般論ではなく、私が自ら経験し、実績を出してきたからこそ話せる“現実”と“本音”をお話ししますね。
こんにちは、粉雪シフォンです。
「お菓子の仕事がしたい」と思ったとき、まず思い浮かぶのは、「販売」という形。
けれど、もうひとつの道があります。
それが、「教室」という在り方です。
教室は、単にシフォンが焼けることを伝えるだけの場所ではなく自分と生徒さんの「生き方」を分かち合う場所です。
今日は、私が14年にわたって見てきた
教室開業で本当にうまくいく人、の共通点をお伝えします。
答えは、決してレシピや器具の使い方といった技術の上手さにはありません。
もっと奥深いところ、、、。
「その人が、どれだけ自分の人生と向き合っているか」
「どれだけ、自分の想いを言葉にして届けられるか」
そこにすべての鍵があります。
教室開業の本当のむずかしさ
販売と教室のいちばん大きな違い。
それは、自分自身が「商品」になるということです。
商品を買うとき、お客さまは「モノ」を見ます。
でも教室に来る生徒さんは、「人」を見ます。
もっと言えば、「その人が、どんな人生を歩いてきたのか」を感じとっています。
つまり、教室は
「自分が誰で、何を大切に生きてきたか」を
正面から問われる場所だと言っても過言ではありません。

開業の前に、必ずやってほしいこと
―― それは、「人生の棚おろし」です。
人生の棚おろしとは、自分のこれまでをじっくり見つめ直すこと。
✔ どんなときに悩み、どんなことでつまずいたのか
✔ その壁をどう乗り越えてきたのか
✔ 心がふるえた経験、涙が出るほど嬉しかった瞬間は何か
✔ そして、なぜ今、「教える」ことを選びたいのか
こうした問いに、ゆっくりと向き合い、
自分の中にある物語を見つけてください。
この物語は、あなたの教室の軸になります。
レシピや技術ではなく、この軸があるかどうかが、教室の強さを決めます。
成功する教室の土台となる、5つの力
1.人生と想いを言葉にできる力
「なぜこの教室をやりたいのか」
「このテーマを選んだ理由は?」
それを自分の言葉で語れる人は、強いです。
他人がどう思うかではなく、自分が何を信じているか。
それを語る力は、教室の魅力そのものです。
生徒さんは、知識よりも信念に心を動かされています。

2.誠実に発信し続ける力
今はSNSやブログの時代。
でも、言葉を借りものにしないことが何より大切です。
「自分の言葉」で、「自分の思い」を伝える。
見栄をはらず、着飾らず、今の自分をそのまま出すこと。
そこに、人は共感し、信頼し、つながってくれます。
発信とは、教室の空気を未来のお客様に届ける手紙のようなもの。
だからこそ、誰かの投稿をまねるのではなく、自分の気持ちに正直でいてください。

3.準備に時間と心をかけられる力
「とりあえず始めてみよう」
それでうまくいく世界ではありません。
成功している人の多くは、
実は「開業しよう」と決めたその瞬間から動き出しているわけではありません。
半年、いえ、1年前から――
もっと言えば、数年がかりで自分の土台を整えてきた人がほとんどです。
私自身もそうでした。
今でこそ「粉雪シフォン」として、全国からたくさんの生徒さんにお越しいただけるようになりましたが、
実は米粉シフォンケーキを教え始める前の6年間、私はパン教室を主宰していました。
その中で、日々コツコツと信頼を積み重ね、ようやく次の挑戦としてスタートしたのが、米粉シフォンの教室でした。
初回レッスンで満席となったのは、奇跡のように見えたかもしれません。
けれど実際は、その裏に6年間、通い続けてくださった生徒さんたちとの絆がありました。
「また先生のところで、新しいことを学びたい」と思っていただけたことが、何よりの土台だったのです。

もちろん、その実績に甘んじることはしませんでした。
次の一歩を踏み出すたびに、私は毎回ゼロに戻るような気持ちで、発信し続けてきました。
新しい方向性を打ち出すたびに、ページの構成を見直し、言葉を選び、
「想いが伝わるように」と、何度も修繕を繰り返しました。
米粉シフォンケーキのレッスンを始めたときも、
ただ教室の名前を変えただけでは、人は動きません。
だからこそ、心を込めて新たな募集ページを作り、
「これが、今の私の届けたいことです」と丁寧に発信しました。
その積み重ねが、今の信頼や実績につながっています。
・体験レッスン
・モニター生募集
・小さな相談会
こうした積み重ねと、試行錯誤が、やがて大きな信頼になります。
その信頼があるからこそ、開業と同時に「この先生に習いたい」と人が集まるのです。

4.「教える理由」を持っている力
ただ作り方を教えるだけの教室ではなく、
「届けたい理由」があるかどうかが、教室の継続を左右します。
「昔の私みたいな人を助けたい」
「この経験を、誰かに希望として渡したい」
そういう想いがある人の言葉には、自然と説得力が宿ります。
そしてその教室には、心ある人が集まります。
5.人間として磨き続ける力
技術や知識のアップデートも大切。
でも、それ以上に大切なのが“人間としての深み”です。
・うまくいかないときに、誰かのせいにせず、自分を省みる力
・「学ぶ姿勢」を持ち続ける、謙虚な心
・自分を信じながらも、過信せず歩み続ける態度
これらは、長く続く教室に共通する内なる力です。
生徒さんがずっとついてくる理由は、技術の高さではなく、その人の在り方なのです。

教室とは、「人生を共有する場」
教室とは、単に「学ぶ場所」ではありません。
教える側も、学ぶ側も、お互いに人生を通わせる場所です。
だからこそ、
「私は誰のために、この教室を開きたいのか」
「自分の中に、何を根っこに持っているのか」
その問いと、向き合ってほしいのです。

粉雪シフォンのパートナー、支部校制度は、在り方から共に育てていきます
私たち粉雪シフォンでは、ただ「レシピを渡す」「販売を許可する」だけではありません。
ブランドを守るということは、志を共有するということだと、私は考えています。
そのため、認定講師になっていただく方には、
ご自身のホームページを持っていただくようお願いしています。
それはただ「紹介するため」ではなく、
「どんな想いでこの道を歩いている人なのか」を、自分の言葉で伝える場所だからです。
人は、人に惹かれてやってきます。
そして教室の価値は、その“人”そのものに宿るのです。

最後に――
粉雪シフォンの仲間たちは、
それぞれに違った過去と背景を持ちながら、
「誰かの役に立ちたい」「大切な人に希望を届けたい」という想いを胸に、歩んでいます。
競い合うのではなく、支え合い、成長しあう世界を一緒につくっていきます。
あなたがこれまで生きてきたすべてが、
誰かにとっての希望になる。
それが、教室という舞台の本当の力なのです。
