konayukiシフォンに責任を持つと決めた理由

粉雪シフォンの日常

粉雪シフォンから始まり、仲間と育てていく迄

先日、konayukiとして
法人イベントを開催しました。

この日を迎えるまでに関わってくださった皆さま、
そして当日、同じ時間を共有してくださった皆さまに、
まずは心から感謝をお伝えさせてください。

今日は、
この法人イベントの一日の流れを振り返りながら、
私自身がこれまで大切にしてきた想い、
そして「今だからこそ、きちんと言葉にしておきたいこと」を
整理して残そうと思います。

少し長い文章になりますが、
これは単なるイベント報告というものではなく
今のkonayukiが、どんな場所に立ち、
どこへ向かおうとしているのかを
その節目として、
書き残しておきたい記録です。

これからの私たちに興味を持っていただいている方には是非読んでいただきたいです。

このブログに書かれたイベントの様子が分かる動画はこちらです。


イベント当日の朝、会場へ向かいながら

イベント当日の朝、
会場へ向かう道すがら、
私はこれまでの時間を振り返っていました。

粉雪シフォンとして活動を始めた頃は
ここまでの道のりを
思い描いていたわけではありません。

自宅の台所から始まり、
目の前の人に
「美味しい」と言ってもらえることを
ただ一つずつ積み重ねてきただけ。

それがいつの間にか、
オンラインを通じて全国へと広がり、
粉雪シフォンという名前を
私の知らない場所でも耳にするようになっていきました。

会場に集まった方々を見て、強く感じたこと

会場に足を踏み入れ、
集まってくださった皆さんの顔を見たとき、
私ははっきりと感じました。

それぞれが
自分の人生や仕事と向き合いながら、
夢を心に秘めながらkonayukiと関わってくださっている。

この光景を目にしたとき、
私はあらためて思いました。

konayukiは、
もう一人で背負うブランドではない。

生徒さんの挑戦や人生と深く関わりながら
ここまで育ってきたブランドなのだと。


粉雪シフォンから始まった、この活動

私はこれまで、
「粉雪シフォン」という名前で
シフォンケーキを教えてきました。

最初から
ブランドを作ろうとしていたわけではありません。

地味な印象が根付いていたグルテンフリー&ノンオイル
それでも
「ちゃんと美味しい」と思えるシフォンケーキ
届けたい。

その想いだけで、
ひたすら走り続けました。

粉雪シフォンという名前も、
過去からの私の暮らしの延長線上で
自然と生まれた名前
です。


名前が広がったからこそ、見えてきた現実

名前が広がることは、
本当にありがたいことです。

けれど同時に、
広がったからこそ見えてきた現実もありました。

それは、


「誰が、どんな考えで作ってきたものなのか」
「どんな基準を大切にしているの
か」


そういった背景が、
少しずつ見えにくくなっていく(風化する)ということです。

特徴や言葉だけが切り取られ、
その奥にある考え方や判断基準が
伝わらなくなる。

唯一無二のブランドとして見たとき、
この状態を放置することは
とても危ういと感じるようになりました。


なぜ「今」言葉にするのか

正直に言えば、
これからも
あえて言葉にしなくても進めたかもしれません。

けれど、
活動がここまで広がった今、
「言わないこと」の方が
無責任になってしまう段階に来たと感じています。

曖昧なまま進むことで、
誰かを迷わせたり、
ブランドそのものを傷つけてしまう
可能性がある。

そう感じたからこそ、
今、きちんと立場を示す必要があると思いました。


法人化という選択は、「守る」ための決断

その延長線上にあったのが、
法人化という選択です。

法人化は、

これまで積み重ねてきたものを、
きちんと守るための器を作ること。

名前を守ること。
基準を守ること。
想いを、仕組みとして残すこと。

それは、
これまで以上に
責任の重い立場に立つ
、ということでもありました。

楽な道ではありません。

それでも、
曖昧なまま進み続けるより、
ずっと誠実だと、私は思っています。


イベントの時間が教えてくれたこと

このイベントは、

私自身、
「皆さんに喜んでもらえたらいいな」
そんな気持ちで開催した時間です。


そこに集まってくださったのは
「誰でもいい」ではない、ということ。

シフォンケーキが本当に好きで、
これからもkonayukiと関わっていきたい

と思ってくださっているパートナーの方たち。


そして、


一人で進むよりも、
横のつながりを大切にしながら歩いてい
く事」


価値を感じている方たち。

そういう想いを持った人たちが、
自然と集まっていたように感じました。

同じシフォンを好きで、
同じ空気を心地よいと感じていた。

その時間を通して、
私はあらためて確信しました。

konayukiは、
「誰でもいいから人数を増やすためのブランド」

ではなく、
自分の人生としてこの仕事に向き合いたい人

と、
確かに育てていくブランドなのだと。


教室をやめたわけではありません

最近、
「教室をやめたのですか?」
「方向転換されたのですか?」

と聞かれることがありました。

答えは、
どちらも違います。

私は、
教えることをやめたわけではありません。

ただ、
守り方を変えました。

広げる段階から、
守り、育てる段階に入った。

それだけのことです。


konayukiシフォンという名前について

粉雪シフォンとして始まったこの活動は、
今、
konayukiシフォンとして
次の段階に進んでいます。

これは、
原点を大切にしながら、
その価値を未来へ残すための選択です。


自分の人生としてこのシフォンを糧に、konayukiの仲間として仕事に向き合いたい人とだけ、
一緒に育てていくブランドに生まれ変わります。。


応援してくださる皆さまへ

この考え方を、
少し厳しく感じる方もいるかもしれません。

けれど私は、
強く見せたいから
この選択をしたわけではありません。

長く、
健全に続けるための、
とても地味で誠実な判断だと思っています。

応援してくださる方がいるからこそ、
曖昧にせず、
きちんと立場を示す。

それが、
今の私にできる誠実さです。


最後に

法人イベントという一日を経て、
私はあらためて、
この仕事をどう続けていきたいのかを、
自分の中で確認することができました。

これまでkonayukiは、
私ひとりの手で、
一つひとつ積み重ねてきたブランドです。

けれどこれからは、
このシフォンを心から大切にし、
同じ価値観で向き合ってくれる人と、
それぞれの場所で、
konayukiを育てていく段階に入っていきます。

これからは、
お菓子を学びたい人だけでなく、
カフェやお店を営みながら、
「これからの時代に、何を届けるべきか」
本気で考えている方とも、
ご一緒していきたいと考えています。

いまはもう、
美味しければそれでいい
という時代ではありません。

健康志向や背景のある商品であること、
そして、
「なぜそれを出しているのか」を
自分の言葉で語れることが、
お店を続けていく上で
当たり前に求められる時代になっています。

konayukiのシフォンは、
そうした変化の中で、
試行錯誤を重ねながら生まれてきた商品です。

グルテンフリー、ノンオイルでありながら、
満足感があり、
日常にも、仕事にも、
無理なく組み込める。

派手さよりも、
長く続けられること
を大切にしてきました。

2026年は、
この考え方や商品を土台に、


「これからの時代を、どう乗り越えていくか」


同じ視点で考えられる方と、
新しい関わり方をつくっていく一年になる予定です。

それは、
簡単に始められる道ではありません。
看板を共有するということは、
責任も、判断も、覚悟も、
分かち合うということだからです。

それでも、
一人で抱え続けるより、
ずっと健全で、
温度のある形だと、私は感じています。

もし、この考え方に
少しでも心が動いたなら、
今すぐ何かを決める必要はありません。

これからのkonayukiの歩みの中で、
「自分のお店や人生と、
このシフォンを重ねてみたい」
そう感じる瞬間が来たときに、
思い出していただけたら嬉しいです。

最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました。