こんにちは。
米粉・お米シフォンケーキのkonayuki 直子です。

スイーツショップの開業支援・独立のサポートをしながら、全国にグルテンフリーのふわじゅわオリジナルシフォンを届けています。
わたしが大切にしているのは「カタチを超えた真の創作を伝えたい」という想い。
この想いに共感し、konayukiシフォンを愛してくださる方の夢の後押しをしています!
今日お届けするテーマは「レシピ以上に大切なもの」について。
どうぞ、ゆっくりと読んでいってくださいね❅*

シフォン作りは「誰でもできる」では終わらない
「シフォンケーキって、材料とレシピがあれば誰でも作れるんですよね?」
と勘違いされることがあります。
たしかにシフォンケーキは、一見シンプルです。
卵、砂糖、米粉、水。
レシピ通りに、手順さえ守れば誰にでも焼けそうに見えますよね。
でもそれは、「ただ焼くだけ」の場合。
konayukiのシフォンは、そうではないんです。

口にした瞬間にふわっとじゅわっと幸せが広がる、
食べた人の心にあたたかな火が灯るような、
そんな「伝わる一台」を焼こうと思ったとき、レシピをなぞるだけでは足りません。
大事なのは、生地との対話です。
生地をよく観察しながら、
混ぜる回数やスピードを絶妙にコントロールします。
混ぜすぎても、足りなくてもダメ。
一瞬一瞬の判断が、仕上がりを大きく変えます。
だからこそ、焼くたびにドキドキする。
その緊張感の中に、私が伝えたいケーキの本質があると信じて。

心が作る、デザインシフォン
私はデザインシフォンをつくるのが大好きなのですが、
その中でも初期から大切にしてる模様のひとつが、和の迷彩柄です。
仕込むタイミング、生地の硬さ、流し方。
どれも意識しているのに、毎回違う模様が現れるのが、この柄の面白さ。
たとえば、撮影用で「ちゃんと焼かなきゃ」とちょっと緊張していた日は、
ソワソワした気持ちがそのまま模様に出てしまったりします。
逆に、自分の気持ちが整っているときは、
ケーキも不思議と凜とした、美しい表情で焼き上がるんですよね。
同じ材料、同じレシピ。
でも、仕上がりはいつも違うんです。

「今の自分」が、そのまま仕上がりに反映される。
模様の流れや色の重なりに、その日の自分の呼吸やリズムまでもが映る。
それはまるで、生地が作り手の呼吸に耳を澄ませているよう。
混ぜる速さ、型に流し込むタイミング、手のわずかな迷い。
一瞬の判断が、模様や膨らみに表れます。
それがシフォンケーキの面白さ!

焼き上がった一台に映る「今の私」
心のざわざわや、不安がシフォンの柄に表れることもあります。
でも、悪いというわけではありません。
それは、今の自分がちゃんとシフォンの中に焼き込まれているということ。
「今の私はこんな状態なんだな」と気づきがあるから、
「こう在りたい」と、想いを馳せることができるんです。
シフォンケーキに向き合っているようで、
人生に向き合う時間にもなっていると、私は考えています。

見た目が整ったときほど、心の奥で確かな手応えを感じられる。
「今日の自分を信じて、ちゃんと焼けた一台だな」と思えた日は、
心の奥から温かい気持ちが滲み出てきます。
うまく焼けたとき、模様が美しく仕上がったとき。
そこにあるのは単なる成功ではありません。
「今、在りたい自分を大切にできた」
「シフォンと静かに丁寧に向き合えた」という達成感!
だから私は、生徒さんにもお伝えしています。
「シフォンは、“今のあなた”を映すもの。だからこそ、挑戦する価値がある」と。

konayukiがドキドキ・ワクワクするヒミツ
レシピは大切です。
でも、その奥にある想いや背景を、そっと表現できるケーキだからこそ、
私はシフォンに惹かれ続けてきました。
konayukiが、
生徒さんから「ワクワクとドキドキが止まらない」と言っていただけるのは、
模様の奥にある気持ちに触れてもらえているからだと思っています。
ただ膨らめばいい、きれいな模様が出ればいい、では終わらない。
味にも模様にも、「今の私」が映る。
それを受け止めてくれる誰かがいて、想いがつながる。

ふわじゅわは、技術ではなく心で作る。
届けるのは、真の創作です。
そんな理念を持つkonayukiだからこそ、
ケーキを通して、生き方を表現できる場所でありたいと思うのです。
生地を型に流す瞬間の、集中力やためらい、すべてが作品に表れる。
それはもう、料理というより表現、対話に近い感覚です。
技術の先にある、表現と挑戦へ。
そんな次のステージに進める場でありたいと願って、レッスンを重ねていきます!
