シフォンケーキ、ガスオーブンと電気オーブンの焼き比べ!?オーブンの癖を知り、オーブンと仲良くなろう!

米粉シフォン講座受講生の声(粉雪シフォン)

2022年11月に、オーブンに関する最新ブログを更新しています。 → 

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今日は粉雪シフォンと出会って、今でも粉雪シフォンにどっぷりハマってくださり、日々頑張って作ってくださっている生徒さんをご紹介します。

つい、最近の事です。

 

生徒さんは現在アメリカ在住の、私からすればあこがれの生活を送られている方なのですが、日々のお仕事の合間でも、本当に熱心にシフォンケーキと向き合われています。

オンライン上だけでも、ほぼ完成されていたのにもかかわらず、一度リアルでもお越しくださった生徒さんです。

 

「先生の手ほどきをリアルで受けたい」

「講師のシフォンを味見したい」

 

と言うお気持ちから遥々と・・♫

 

その後も、全てのシフォンをすぐに復習してくださって、

 

「教室で作った時と若干、味が変わる原因は何でしょうか?」

 

と言う風に、疑問に感じられたことはすぐ、お問合せしてくださいます。

 

やはり、疑問に感じた時点で、想像や独りよがりな理由で終わらせず、お問合せしてくださると、ほぼその場で解決します。

 

例えば、パイナップルでしたら、教室では、パインが口に広がりジューシーさがあったけど、自分で作ったものはそれが足りないように感じる等。

その理由をたどっていったら、攪拌の具合が若干違っていたという

「なるほど」

な結果に。

 

生の食材の癖も大きいですが、何よりもう一つ、仲良くなっておかなければならない相手が居ます。

 

それは、オーブンです。

 

私も、何人もの生徒さんとやり取りしていくうちにわかってきたことですが、定価数万円ほどで買うことが出来るオーブンを使われている方は、全員と言っていいほど、シフォンケーキ作りでご苦労をされています。

 

焼けないわけではありませんが、火の通りが理想通りにいかず、その癖と闘うだけで数回はかかるようです。

 

中には、その数回で、萎えてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

火の通りが思うようにいかない、その仕上がりの例としては・・・

 

●上面だけ焦げてしまう

●側面の焼き色が薄く、生焼けのようになる

●上面がやけに大きく膨れる

●筒の周りや側面に意味不明な穴が出来る

●原因不明な底上げが起きる

 

等でしょうか。

 

●上面だけが焦げてしまう場合には、残り数分(これも、オーブンによります)で、アルミホイルをかぶせる

 

●側面に焼き色がつかないから生焼けになるなら、全体の温度を10~20度上げる必要があります。

でも、そういったオーブンに限り、上面は焦げるんです?

なので、温度を上げる代わりに、アルミホイルをかぶせる時間を早めます。

そうすることで、出来る限り時間を減らすよりは、焼き切った方が良いでしょう。

 

●筒の周りや側面に意味不明な穴が開くのも、庫内温度が低すぎる場合が考えられます。

なので、温度を上げてみます。いつも穴が出来るようであればもう、粉雪シフォンの配合をいじる他ありませんので、

何かを足す、引く、の考えで解決策を練る必要があります。

 

●底上げはきちんとしたオーブンでも起こりますよね。まだ、腕が到達していない時や、夏場。

それでも、やり方を気を付けているのに、年中とにかく毎回底上げを起こすのであれば、上記全ての方法を試して頂きますが、

水分の多いシフォンケーキは初めから焼かない方が良いという結論にまで達する場合もあります。

 

なので、要は、オーブンとシフォンケーキの関係は、切り離せない相性の良しあしがとても大きいのです。

 

あとは、シフォンケーキを作る側が、両方の特徴を捉え、オーブンと仲良くなるしかありません。

 

さて今日は、そんなことを話題にしようと考えていたら、生徒さんからご連絡が♪

 

日本のお住いでは電気オーブン、

アメリカのお住いではガスオーブン、

 

と言うことで、同じシフォンケーキを焼かれた際の焼き具合や、仕上がりの違いを感じられたようで、違いの画像も送ってくださいました。

上は、アメリカの大型ガスオーブン

下は、一般的な電気オーブンです。

 

フレッシュな材料を使っているので、多少の水分の差や、メレンゲの固さの違いによる膨らみ方の差はあると思いますが

大型のガスオーブンをお使いの場合には、水分をしっかり補充しつつ、温度にも気を付ける必要がありそうです。

電気でも、ガスオーブン並みに高くなるものもあるようなので、毎回焼き色がきついな、と思うようでしたら時間は最短に設定し、温度は10度下げるなどの工夫が必要です。

 

それでも、最近では、新型オーブンに買い替えられる生徒さんもちらほらいらっしゃいまして、最近の電気オーブンは、ガスオーブン並みに火力の大きいものも出ているようで、とにかく最初は、その、オーブンの癖を知るまでには何度か焼いてみなければわからないことはあるようです。

 

ただ、上部焼けとか、生焼けとか、難しい失敗はなくなりますね(笑)

 

美味しいものを作るためには、道具選びも大切ですが、オーブンもやっぱり、2段焼きだとストレスフリーかもしれませんね。

 

どうか皆さんも、出来ることから少しずつ、揃えていけるといいなあ、と思っています。

そしてもし、

 

「1段焼きでも全然もんだいないですよ!」

 

ていう機種をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非ご紹介ください♫

 

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