自宅で始めるゆめのシフォンケーキ店。開業を夢見る人へ
粉雪は、開業を夢見るための「開業夢サロン」をオンラインで主催しており、たくさんの新たな挑戦を見守っています。
7月29日の吉日、粉雪シフォンのレシピを多く学んでいただいた生徒さんが、ついに自宅工房を開業されました。この記念すべき日について、この場で紹介させていただきます。
開業の夢を叶えた2つの素敵な工房
まず、最初にご紹介するのは、製造スタッフとして活躍していた「あめちゃん」のお店です。彼女は実家が農家で、ご自身のお家でも農業を営んでいます。そのため、実家の玄米を活かしたお米シフォンケーキやロールケーキを販売していかれます。
彼女は以前から販売の経験があり、お菓子屋さんで働いていたこともあったため、接客や販売スキルが抜群です。
オープン当日は、しっかりと準備された状態で、多くのお客様を迎えることができました。特に印象的だったのは、彼女の落ち着いた対応です。初日にもかかわらず、まるで何年も営業しているかのような堂々とした態度で接客をされていました。ご主人もサポートに入っており、チームワークも素晴らしかったです。
次にご紹介するのは、福岡にある認定校の「田尻薫」さんのお店です。彼女は自宅のお庭に可愛らしい建物を設置し、お店をオープンされました。
この建物はまるで雑貨屋さんのような雰囲気で、お客様をワクワクさせる魅力があります。メニューには、こめ粉シフォンケーキやお米のロールケーキに加え、他の米粉のお菓子も取り揃えられており、幅広いニーズに応えています。
薫さんはデザインのセンスが光る方で、ホームページやインスタグラムでもその才能を発揮されています。特に、ストーリーズの投稿デザインが素晴らしく、情報が分かりやすくまとめられています。お店の準備にも時間をかけ、細部までこだわった結果、オープン初日からたくさんの喜びの声が寄せられました。
自宅開業の魅力と可能性
自宅での開業は、低コストで始められるだけでなく、長く続けやすいという大きな魅力があります。特に、家賃がかからないことや、自分のペースで運営できる点は、家庭と仕事を両立させたい方にとって理想的です。
また、将来的に家族が事業を引き継ぐことも可能で、夢のある選択肢と言えるでしょう。
もちろん、自宅開業には課題もありますが、それを乗り越えるため
自分だけの特別なお店を持つ楽しさ
次に「自分だけの特別なお店を持つこと」についてお話しします。
あなたも「こんなお店をやってみたい!」と想像したことがありませんか?
お客様が自分の作った商品を買ってくれて、感想を伝えてくれたり、またお店に来てくれたりすること。そんな経験が、自分のやる気や自信につながります。今日は、その喜びや、夢のお店を作る方法についてご紹介します。
商品作りの楽しさとやりがい
商品を作ることは、とても楽しい作業です。たとえば、シフォンケーキを何台も焼いて仕上がっていく様子を見ると、
「やった!できた!」
という達成感があります。
そして、その商品がきれいに包装されて、次はお客様の手に渡る瞬間を想像すると、もっとワクワクします。
お客様から「とっても美味しかったよ!」と直接声をもらうことや、何度も来てくれるリピートのお客様が増えると、
「また頑張ろう!」
という気持ちになれます。
そんなふうに、自分のお店や商品が誰かの笑顔を生むことは、本当にやりがいのあることなんです。
自分だけのオリジナル商品を作る
例えば、私が教えた「あめちゃん」は、特製シフォンケーキの上にブリュレをのせた「オリジナルシフォンブリュレ」を作りました。
これは他のお店にはない、特別な商品です。あめちゃんの工夫とアイデアが詰まったこの商品は、お客様にとても喜ばれています。
特別な商品を作ることで、他のお店との差別化ができ、「あのお店でしか買えない」と思ってもらえるようになります。これは、とても大切なことです。
季節やイベントに合わせた商品作り
季節やイベントに合わせた新しい商品を作ることも楽しみのひとつです。たとえば、ひなまつりや母の日に特別なデザインや味のケーキを作ると、お客様も喜びます。
お店をコンセプトに合わせて飾り付けしたり、商品をかわいく包装したりすることで、さらに楽しい雰囲気を作ることができます。
自宅開業の魅力
自宅でお店を開くことには、たくさんのメリットがあります。
家賃がかからないことや、家族と一緒にいる時間を大切にしながら働けることなどです。
さらに、地元のお客様とのつながりを深めたり、地元の食材を使った商品を提供したりすることで、地域への貢献もできます。
夢のお店を叶えるために
「自分のお店を開いてみたい!」
と思ったら、まずは少しずつ準備をしてみましょう。
家族に相談しながら、自分がやりたいことを話すと、応援してくれるかもしれません。そして、自分のペースで少しずつ行動を始めてみることが大切です。
夢のお店を持つことは、決して簡単ではありません。でも、自分の作った商品が人を笑顔にする喜びや、特別なお店を運営する楽しさは、それ以上の価値があります。
あなたも挑戦してみませんか?
このブログを読んで、自分だけのお店を持つことに少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
小さな一歩を踏み出してみるだけでも、きっと新しい世界が広がりますよ。あなたの夢が叶うお手伝いができることを、楽しみにしています。
子育てと販売を両立する難しさ
私がまだ若い頃、何も勉強しないで、自宅でかき氷屋さんを始めた頃、子どもたちはまだ小さく、生活の中で営業時間をやりくりするのが大変でした。
例えば、子どものお迎え時間が重なってしまうこともありました。そんなときは、小屋に
「何時に戻りますので、この椅子に座ってお待ちください」
と書いた手紙を貼り付け、急いでお迎えに行ったこともあります。
でも、こうした生活が続くと
「販売はもう無理かも…」
と思うようになりました。
時間の自由が効かないことが、そのころの私には、とても大きな負担でした。
委託販売の挑戦
その後、小屋を改造して「パンを委託販売する」という新しい試みを始めました。近くお惣菜屋さんにパンを納品する形です。自宅で作って持っていくスタイルは、自由度が高く、私の生活にはとても合っていました。
委託販売では、お店に商品を置かせてもらう代わりに手数料が必要です。手数料は売上の2割ほどが一般的です。でも、自宅で自分のペースで作れる点は、私にとってとても魅力的でした。
マルシェ出店の経験
一方で、マルシェ(市場)への出店も体験しました。外での販売はお客様と直接触れ合える楽しい場面も多いのですが、大変なこともありました。
例えば、冬の寒い日にシフォンケーキを並べると、袋に霜がついて見た目が台無しになってしまうことがありました。
持ち込んだ商品が劣化してしまうのを見ると、がっかりすることも…。
さらに、長時間の出店で疲れがたまり、帰宅後は山積みの洗い物を前にして
「もう販売はやめようかな」
と思うこともありました。
自分に合った販売スタイルを見つける
さまざまな挑戦を経て、私は「委託販売」が自分に最も合っていると感じました。
委託販売は、商品を作ってお店に届けるだけなので、自分の生活リズムに無理なく取り入れることができます。
一方、直接お客様と触れ合う機会が少ないのは少し寂しいですが、それでも自由な時間を大切にできる点は大きなメリットです。
販売の魅力と新しい夢
販売にはさまざまな形があります。直接お客様と関われるマルシェ出店も魅力的ですし、自由度の高い委託販売も素晴らしい選択肢です。自分に合ったスタイルを見つけることで、楽しく続けることができます。
私自身の夢は、岡山市内に「粉雪シフォン」の実店舗を構えること。
そして、その店舗を中心に、地元の方々が安心して楽しく働ける場を提供したいと考えています。お客様の笑顔を見ながら、地域に根ざした活動ができたら、、
粉雪シフォンを全国に広めた後の、最終的な密かな夢です。
最後に
販売を続ける中で、たくさんの挑戦や失敗がありましたが、それらすべてが私の成長の糧となっています。これからも、皆さんと一緒に夢を実現するために頑張りたいと思います。
もしあなたも
「販売に挑戦してみたい」
と思ったら、ぜひ一歩を踏み出してみてください。
私の経験が、少しでも役に立てば嬉しいです。