売れる場所は、ありました。

共創型スイーツ開業

でも、その方はすぐには売りませんでした。

「また、お菓子の仕事がしたい」

先日、個別相談で、
ある女性とお話しました。

その方は、元パティシエさん。

とあるケーキ屋さんで、
朝6時から夜中まで、
クリスマスケーキを作り続けていたご経験がおあり。

ムース。
デコレーション。
チョコレート。

生菓子を中心に、
何年も現場で働いてこられたそうです。

しかも、
ただ「お菓子が好き」というレベルではありません。

本当に、
現場を生きてきた人。

クリスマスには、
仮眠を取りながら、
何百台というケーキを仕上げる。

スポンジを焼き続け
ナッペをし続けるといった流れ作業。
絞って、
また次。

その繰り返し。

お話を聞いているうちに
「あ、この方は本物の現場を知ってる人だな」
とすぐ分かりました。

でも、
結婚や出産をきっかけに、
お菓子の仕事から離れたそうです。

今は、
別のお仕事をされています。

だけど、
心のどこかにずっと、

「また、お菓子の仕事がしたい」

その気持ちが残っていたそうです。

売れる環境は、もう整っていた

さらに驚いたのが、
その方には、
すでに販売できる環境があったことでした。

・毎月開催されているマルシェ
・健康意識の高いお客様
・「ぜひ出してほしい」と言われている環境
・レンタルキッチンも近くにある

しかも、
シフォンケーキを販売している人は、
その周辺ではまだいない。

普通なら、
「じゃあやります」
となりそうな状況です。

でも、
その方は、
すぐには販売しませんでした。

私は、
そこがすごく印象的でした。

「お金をいただく以上、適当に販売したくない」

理由を聞いた時、
返ってきた言葉があります。

「お金をいただく以上、
適当に販売したくないんです。」

私は、
この言葉に、
その方の「プロ意識」を感じました。

今は、
売ろうと思えば、すぐ売れる時代です。

Instagramもある。

マルシェもある。

レンタルキッチンもある。

だから、
「とりあえず出してみる」
はできる。

でも、
長く選ばれる人は、
「売る前」を大事にすることを知っているんですね。

・食品表示は大丈夫か
・写真はどう見えるか
・パッケージはどう届けるか
・Instagramで何を伝えるか
・どんな世界観で届けるか

そこまで考えておられました。

その商品選びに、

konayukiのブランドを選んでくださいました。

今回の方は、
元パティシエだからこそ、
その怖さも知っていました。

軽く始める怖さ。

なんとなく売る怖さ。

「美味しかったです」
だけで終わってしまう怖さ。

だからこそ、

「本番として届けたい」

そう考えておられました。

今の時代、最後に残るのは「誰から買いたいか」

実際、
今の時代って、
シフォンケーキ屋さんも増えました。

米粉シフォンも増えました。

でも、
増えれば増えるほど、
最後に残るのは、

「誰から買いたいか」

なんですよね。

私は、
そこを育てたい。

だから、
ただレシピを教えるだけの仕事を、
もうしたくないんです。

ただ焼けるようになる。

ただ販売できるようになる。

そこだけなら、
世の中にたくさんあります。

でも、
私はそこじゃない。

・どんな想いで届けるのか
・どんな人生を生きたいのか
・誰に喜んでもらいたいのか
・どんな空気感のお店にしたいのか
・学んだあとも一緒に成長できる環境がある
・後輩につなぐ先駆者の後姿

そこまで一緒に考えたい。

だから、
konayukiは、
「共創型」という形に変わってきています。

「好きなことに関われる時間って、思っているより短い」

そして最後に、
その方が言われた言葉があります。

「好きなことに関われる時間って、
思っているより短いですよね。」

私は、
この言葉が、
ずっと残っています。

私が子育て真っ盛りの時って

そんな発想が無かった。

本当に、
そうなんですよね。

人生って、
思っているより短い。

「子育てが終わったら」

「落ち着いたら」

「余裕ができたら」

そう言っている間に、
5年、
10年、
本当にあっという間に過ぎていく。

女性って、
特にそうなんです。

家族を優先して、
子どもを優先して、
気づけば、
自分の夢は後回し。

でも、
その“いつか”は、
待っていても来ないことがある。

だから私は、
今、本気で思っています。

「いつか」
を待ち続ける人生より、

小さくても、
動き始める人生の方が、絶対に後悔しない。

2027年、岡山で

2027年、
岡山で、
konayukiの実店舗を開く準備をしています。

娘が立ち
私はオーナーとして。

まだお店はありません。

でも今、
未来のお店に並ぶ人たちの夢が、
少しずつ動き始めています。

私は、
こういう想いを持った人たちと、
これからのkonayukiを、
一緒に育てていきたいと思っています。