「55歳までにシフォンを地域センターに置く」橋本久美さんが語る『第二の人生の夢』と粉雪シフォンとの出会い

受講生の開業物語

【私も、人生の後半に「夢中になれるもの」がほしかった】

高知県の小さな町・都農町葉山村出身の橋本久美さん。
お仕事をしながら「粉雪シフォン」に通う日々は、まさに挑戦の連続でした。

「私、多分いちばんの出来損ないやったと思うんです。
みんなについていけるかなって思いながら、自分なりに一生懸命練習しました。」

仕事に家事に追われる毎日。
そんな中でも、シフォンケーキ作りに『夢中になれた時間』が久美さんを変えていきました。


【この年になって「夢中になれること」が見つからない】

40代、50代になると、
「私の人生、もう落ち着くだけかな…」
そう感じること、ありませんか?

でも久美さんは言います。

この年になって、熱中できたことがあったのはすごく刺激でした。
成功したら嬉しくて、上手くできたら子どものころに戻ったみたいで。」

ほんの小さな成功が、自信につながる。
「できた!」という喜びが、心の中に火をつけてくれるのです。


【不器用でも、できるようになる喜び】

「私、本当に不器用なんです。けど、言われた通りにやったら、
『あ、本当にできた!』って。
そんな瞬間がすごく嬉しかったです。」

粉雪シフォンのレッスンでは、
どんなに不器用でも、『できた喜び』を一人ひとりが味わえるよう、
丁寧に、寄り添いながら教えてくれます。

久美さんも、はじめは緊張していたけれど、
「先生に言われた通りやってみたら、本当にふわふわのシフォンが焼けた」と笑顔で話します。


【自分らしい夢を描ける環境】

粉雪シフォンでは、ただ作り方を学ぶだけでなく、
「自分の夢を形にしていく」サポートもしています。

久美さんが語る『きっかけ』もそこにありました。

「地域の活動センターが建つんです。来年か再来年には。
そこにシフォンを置けたらいいなって思って。」

お米や地元の野菜を使ったシフォン。
「油も使ってないし、体にやさしい。
もし私がお客さんやったら買いたいなって思うんです。」

久美さんのシフォンは、『地元愛』が詰まった優しい味。
地域の人たちに安心して食べてもらえるものを目指しています。


【第二の人生は、地元から花を咲かせよう】

「田舎だから、お客さん来るかな?って不安もあります。
でも老後の楽しみにしてもええかなって思うんです。」

夢は大きくなくてもいい。
身近な場所から、誰かを笑顔にできること。
それが「第二の人生」を豊かにしてくれます。

久美さんの夢は、55歳までに活動センターにシフォンを並べること。
その姿を想像するだけで、胸があたたかくなります。


【『何か』を始めたいあなたへ】

もしあなたも今、
「何か新しいことを始めたいけど、自信がない」
「不器用だから、私には無理かも」
そう思っているなら、久美さんの言葉を思い出してください。

「この年でできること、まだあるんやなって思いました。
こんな私でも、できるってわかったんです。」

年齢なんて関係ありません。
やりたい気持ちがあるなら、そこから人生は動き出します。


【まずは一歩、踏み出してみよう】

粉雪シフォンの生徒さんたちは、みんな最初は不安でした。
でも、焼き上がったシフォンを食べた瞬間、
「自分にもできる!」と心が変わっていきます。

「シフォンとかロールケーキをみんなで食べてもらったら、
“これ売れるで!”って言われて、
今までそんなに褒められたことなかったから、すごい嬉しかった。」

小さな成功の積み重ねが、自信を作る。
久美さんは今日も、笑顔でこう話してくれました。

「55歳までにシフォンを活動センターに置くぞ。
そして、みんなに買ってもらうぞ!」


【夢は、いつからでも育てられる】

久美さんの物語は、
「年齢を理由にあきらめない」すべての人へのメッセージです。

不器用でもいい。ゆっくりでもいい。
あなたにも、まだまだできることがある。

シフォンケーキのように、ふわっとやさしく、
人生をもう一度ふくらませていきましょう。