「55歳、もう『いい人』でいるのはやめた」〜教えた先で「私という人間」が消えていく、その理由と答え〜

粉雪シフォンの日常

こんにちは。

米粉・お米のシフォンケーキ専門教室「konayuki」主宰、粉雪シフォンマイスターの直子です。

このブログでは、

私自身の気づきや学び、

生徒さんたちと過ごす中で生まれた感動、

そして、あなたが一歩踏み出すためのヒントをお届けしていきます。

どうぞ、ゆっくりと読んでいってくださいね❅*

もう、「いい人」でいるのはやめました。

こんにちは、粉雪シフォンです。

このブログを読んでくださっているということは、
きっと何かに迷っていたり、変わりたいと願っている途中なのかもしれませんね。

ありがとうございます。
まず、最初にお伝えさせてください。


※今日のブログは、

私が、なぜパートナー養成講座を立ち上げ、どんな仲間と一緒に歩いていきたいのか──
その背景と願いを、正直な気持ちで綴ったものです。

ちょっとだけ、重たい話も出てくるかもしれません。

でもそれは、過去に悲しい出来事があったからこそ、
これから出会う方たちを、何より大切にしていきたいという気持ちの表れです。

どうか、心を少しだけ開いて読んでいただけたら嬉しいです。

私は今、55歳。


もう、「いい人」でいようとするのはやめました。

シフォンケーキを作り始めてから15年以上。
レシピ開発に人生をかけてきた私は、
これまで、何十種類もの 独自ヒット商品を生み出してきました。

そのすべてが、素材と向き合い、時間をかけ、試行錯誤してきた「表現」です。
そのお菓子作りはまさしく、想いを形にする手段であり、
言葉では表しきれない自分自身を表現してきた証、そのものでした。


◆教えた先で「私という人間」の名前が消えていく

そんなある日、受講生の方に、こんなことを言われました。

「粉雪シフォンの名前を出すと、その方も学びに行き、自分の周りに競合が増えると思って…」と。

つまり、konayukiシフォンのレシピは素晴らしいと認めて下さっていながらも、
その価値を誰かに知られたくない。
だから「使うけれど、出さない」という選択をしたというのです。

過去約7年もの間、多くの生徒さんから

「このレシピがすごいから売れるんです」

「よくこのレシピを教えて下さいましたね!」

「先生には感謝しかありません」

等、数えきれない褒め言葉を頂いています。

それは本当にありがたいですし、その声を聞けることが、私のやりがいだと感じ、その頃から

「その言葉を心にしまう…」

ということを続けてきた7年間。

ですが心の中では

「それでしたら、それを粉雪シフォンとして一緒に広めて頂けませんか?」

と思っていましたし、実際はその様に声をおかけした生徒さんもいます。

ですが既に作れるようになった生徒さんにとっては、後出しのような言葉となり、想いは届かなかった…

こんな事実が後を絶ちませんでした。

ですから、それをご自身のお店で語るどころか、まるでご自身が発案されたような表現まで。

いつしか私の存在は

「米粉ノンオイルシフォンに出会った」

、、、この一言のご紹介に留まる程度に。

だからこそ…

…その方の言葉を聞いた時、正直、息が詰まりました。


◆「素晴らしい」と言われながら、「いないこと」にされる矛盾

心のどこかで、ずっと感じていたことが、
その言葉によってはっきりと輪郭を持ちました。

konayukiのレシピを使っても、私の名前は出さない。
それはつまり、

「レシピには価値があるけれど、
私、直子という人間は価値がない」

と言われているようで、
私の存在そのものが、透明なガラス越し、にされているような感覚だったのです。

これは、ただの一例ではありません。
実は、これまでも私のレシピを学びながら、
一切関係性を断たれ、販売・発信している方が何人もいました。

でもその理由の奥には、
「競合を避けたい」「自分だけのものにしたい」という思いがあるのだと
気づいてしまったのです。

レシピは、努力と時間と情熱の結晶です。
それを使いながら、その背景にある人の名前を消す──


それは、“私の存在そのもの”を無かったことにするような感覚でした。


◆でも・・・やっぱり、おかしい。

どう考えても、それはおかしい。

レシピは、単なる情報ではなく、発案者の生き様が詰まっている。
だからこそ、その名前が添えられるのは、敬意であり、誠実さの表れです。

「競合が増えるから」「自分だけ得したいから」

そんな理由で、その名前を伏せることが当たり前になっていいはずがありません。

それを「出さない方が得だから」「競合が増えるから」と伏せるのは、
ただの戦略ではなく、不誠実という言葉でしか表せません。

中には、自由使用を前提としているお教室は、もちろん存在していると思います。

でも、私は少なくとも、唯一無二のこの配合、食感

「粉雪シフォンを、わたしと一緒に広めてほしい」

といつも、お伝えしてきました。


◆私は、「自分を守れる優しさ」を選びます

だから私は、もう黙りません。

名乗ることを恐れず、
奪われることを受け入れず、
これからは、私が作ったと誇れる生き方選びます。

私も、過去、そういった歴史、ここまで辿り着かせてくれた全ての出会いに感謝をしたい。

そして、私も、その育まれて行く歴史の一部として、konayukiを未来に残していきたい。

それは、誰かを責めるためじゃなくて、
今、私を信じて学んでくれている人たちのために。

ついてきてくれるメンバーを守る義務がある。

そして、これから粉雪シフォンの世界に出会う誰かのために。

私は、誰にでも好かれることをやめました。

これからは、この想いに、本気で共鳴してくれて、一緒に広めたい!と思ってくださる方々とだけ、深く繋がっていくと決めました。

それが、
これからの私の、優しさのかたちです。


◆さいごに

もしかすると、この記事を読んでくれているあなたも、
過去に「自分の努力を横取りされた」と感じたことがあるかもしれません。

でも、それは、あなたが本気で頑張ってきた証拠でもある。
だからこそ本当は、自分の名前で堂々と名乗っていい。

それを、私がこれから証明していきたいと思っています。

私のレシピは、何かを真似て出来上がった配合ではありません。
人生を賭けて積み上げてきた、誇りです。

世界で唯一、人の心を動かすスイーツであることは、多くの生徒さんも感じていただいています。


📣もしこの想いに共感してくださった方へ

konayukiがここから作っていく歴史に、一緒に名前を残し、後世に語り継いでいきたいと思ってくださる方を、これからも迎えていきたいと思っています。

私の覚悟と想いが、どこかで誰かの背中をそっと押せますように。

そしていよいよ
私が大切に守り続けてきたこの世界観を受け継ぎ
共に広げていくための
粉雪シフォン パートナー養成講座の募集が始まります

この講座は
どんな在り方で 誰と どう届けていくのか?という
自分自身の生き方を見つめ直す時間でもあります

私がずっと守ってきたもの
そしてこれから 誰かと分かち合いたいと思っているもの。

それを ただ教える相手としてではなく
信頼できる仲間として 学び合い 育て合いながら
一緒に歩んでいける方と出会いたいと思っています。

粉雪シフォンはもちろん、あなた自身の価値を名乗ることを恐れず

「自分らしく伝えることに 誇りを持ちたい!」

そんな想いを抱えているあなたに
お会いできる日を心から楽しみにしています!

※お申し込みは、公式ラインにご登録の上、お待ちいただくか、リッチメニューのバナーからお入りいただきましたら、申し込みフォームに辿り着けます。

7月24日より説明会の申込フォームを設置します。