16年の答えを、岡山に置くためです。
2027年。
岡山で実店舗をオープンすると決めました。
私は、運営を守るオーナーとして立つ予定です。
実店舗を持つことは、決して簡単ではありません。
物件、内装、厨房機器、看板、備品、運転資金。
ひとつひとつに、大きなお金がかかります。
そりゃあもう、法人3年目のkonayukiにとって、決して軽い決断ではありませんよ。
それでも、やろうと思ってます。
なぜ、一度準備した自宅テイクアウトを辞めてまで、わざわざお店を持つのか。
今日は、その理由を綴ります。

教室では、伝えきれないものがあるとわかったから
私は2019年から、米粉シフォンケーキの教室を続けてきました。
最初は、このシフォンを一人でも多くの人に焼けるようになってほしい。
グルテンフリーで、ノンオイルで、ふわっとして、じゅわっとほどける。
この感動を、誰かと分かち合いたい。
その思いで教室を始めました。
生徒さんが焼けるようになり、
「家族が喜んでくれました」
「こんなシフォンは初めてと言われました」
「私も販売してみたいです」
そう言ってくださるたびに、私は本当にうれしかったです。
でも、続けていくうちに気づきました。
レシピを渡せば、konayukiの大切なものまで全部伝わると思っていた。
でも、そうではありませんでした。
レシピは紙に残せます。
作り方は動画に残せます。
でも、その奥にある考え方や空気までは、簡単には残せません。
なぜ、この米粉を使うのか。
なぜ、お米という素材を大切にしているのか。
なぜ、油を使わない生地にこだわってきたのか。
なぜ、ただ膨らむだけではなく、口の中でほどける食感を目指してきたのか。
そこには、何度も失敗してきた時間があります。
迷いながら、手を動かしてきた日々があります。
生地の状態を見ながら、その場で判断してきた経験があります。
それは、レシピの文字だけでは伝えきれません。
私が作ってきたのは、ただの作り方ではありませんでした。
食感、香り、素材の生かし方、届け方。
そして、その一切れに込めてきた想い。
そこまで含めて、konayukiのシフォンなのです。

ルールだけでは、ブランドは守れなかった
私は、ただレシピを渡して終わりにしたかったわけではありません。
だから認定制度も作りました。
konayukiのシフォンを大切に伝えてくれる人を育てたい。
商品や考え方が大きく崩れないようにしたい。
同じ価値観を持つ人と一緒に進みたい。
そう思って、仕組みを作ってきました。
けれど、今振り返ると、それでも足りませんでした。
認定という名前を作れば、価値観まで共有できると思っていた。
ルールを作れば、大切なものは守れると思っていた。
でも、ルールを作ることと、価値観が育つことは別でした。
書面に書いてあるから守られるわけではありません。
肩書きがあるから、想いまで続くわけでもありません。
時間が経つと、最初に共有したはずのものが、少しずつ薄れていくことがあります。
形だけが残り、肝心な考え方が抜け落ちてしまうこともあります。
その時、私ははっきり分かりました。
konayukiが守りたいのは、レシピだけではない。
名前だけでもない。
商品への向き合い方。
素材の扱い方。
お客様への届け方。
そして、シフォンを通して人生を前に進めていく空気。
そこまで含めて守らなければ、konayukiではなくなってしまう。
だから私は、教室業の形を見直すことにしました。
ただ教えるだけの教室を終わらせる。
量で広げる道を選ばない。
一人で全部を抱える経営を手放す。
そう決めて作ったのが、今のパートナー養成講座であり、共創型の開業支援です。
それでも、原点となる場所が必要だった
共創型の開業支援に変えたことで、konayukiは大きく変わりました。
レシピを学んで終わりではなく、
商品を磨き、届け方を考え、自分の仕事として育てていく。
写真、文章、販売の導線、厨房、食品表示、価格、世界観。
開業に必要なことを、一つずつ整えていく形にしました。
そして、私一人ではなく、本部の認定講師やパートナーと一緒に、konayukiを育てていく道へ進みました。
けれど、その形に変えたからこそ、強く感じるようになったことがあります。
本家であるkonayukiの原点を、どこかにきちんと置かなければならない。
画面の中だけでは足りない。
資料の中だけでも足りない。
言葉で説明するだけでも足りない。
「ここに来れば、konayukiが分かる」
そう言える場所が必要だと思ったのです。
店舗は、ブランドを体験してもらう場所
教室は、技術を伝える場所です。
でも店舗は、ブランドを体験してもらう場所です。
扉を開ける。
焼きあがったシフォンが並んでいる。
店内に、やわらかな香りがある。
季節の素材を使ったシフォンが、ショーケースに並んでいる。
持ち帰って、家族と食べる人がいる。
店内で、ゆっくり味わう人がいる。
口に運んだ瞬間、ふわっとして、じゅわっと広がる。
その一瞬に、
「ああ、これがkonayukiなんだ」
と感じてもらう。
それは、教室では作れない体験です。
レシピを覚えることはできます。
技術を学ぶこともできます。
でも、
「ここに原点がある」
という事実だけは、場所にしか宿りません。
だから私は、住所と営業時間を持つ場所を作りたいと思いました。
映像で伝えてきたものを、実際に来てもらえる場所にする。
資料で説明してきたものを、食べて分かる形にする。
言葉で語ってきた世界観を、空気ごと感じてもらえる場所にする。
それが、私が実店舗を持ちたい本当の理由です。
私のためだけではない
お店を持つ意味は、私にとって二つあります。
ひとつは、私自身の歩みを形にすることです。
ここまで積み上げてきたものを、言葉だけで終わらせたくありません。
レシピでもなく、講座でもなく、投稿でもなく、
実際に足を運べる場所として残したい。
「ここに行けば、konayukiを生み出した人が作った世界がある」
そう言える場所を、自分の手で作りたいのです。
もうひとつは、今関わっているパートナーさん、そしてこれから挑戦する未来の生徒さんのためです。
画面の向こうの先生が、ただ夢を語っているのではない。
本当に店を作った。
本当に商品を並べた。
本当にお客様に届けている。
その現実を見せたいのです。
私が独立した時、見本にできるお店はありませんでした。
元保育士で、シングルマザーで、米粉シフォンに人生をかける。
そんな道を、先に見せてくれる人はいませんでした。
だから、自分で作るしかありませんでした。
そして今度は、私が見せる番だと思っています。
岡山に来れば、konayukiの原点がある。
岡山に来れば、未来の形が見える。
そういう場所を残したいのです。
怖さがあっても、やると決めた
実店舗を持つには、大きなお金が必要です。
物件を借りる。
内装を整える。
厨房を作る。
機械を入れる。
看板を作る。
人を育てる。
営業を続ける。
どれも簡単ではありません。
本当にこの道でいいのか。
今、ここまで踏み込んでいいのか。
生活資金を圧迫するほどの投資をしてまで、お店を作る意味があるのか。
そう考えることもあります。
怖くないと言えば、嘘になります。
でも、何度考えても答えは同じでした。
それでも、やる。
紙の上には残せないものがある。
動画だけでは伝わらないものがある。
ルールだけでは守れないものがある。
時間が経つと、薄れていくものがある。
だから、場所が必要なのです。
konayukiの原点を置く場所。
パートナーさんたちが見に来られる場所。
未来の生徒さんが、自分の未来を重ねられる場所。
岡山のお客様が、実際に味わえる場所。
そして、私自身が長い時間をかけて作ってきたものを、人生の形として残す場所。
これは、ただの事業拡大ではありません。
ただの店舗出店でもありません。
私が人生をかけてきたものを、この世にきちんと立てるための決断です。
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2027年、岡山にkonayukiの原点を置く
2027年。
私は、岡山にkonayukiの実店舗を持ちます。
娘が店に立ち、
私はオーナーとして場を整え、
konayukiのブランドを守ります。
そこには、ふわじゅわのシフォンが並びます。
季節の素材を生地に閉じ込めたシフォン。
クリームでごまかすのではなく、生地そのものが美味しいシフォン。
大切な人に持って帰りたくなるシフォン。
ひと口食べた人の表情が、ふっとほどけるシフォン。
その光景が、何度も繰り返される場所。
それが、私の答えです。
私は、レシピを広げるためだけに走ってきたのではありません。
教室を大きくするためだけに続けてきたのでもありません。
konayukiというシフォンを通して、誰かの人生に小さな灯りをともしたかった。
教室で広げ、
メゾン養成講座で守り、
実店舗で原点を示す。
この順番で、konayukiは次のステージに進みます。
だから私は、お店を持ちます。
岡山に、konayukiの原点を置きます。
お店の扉が開く。
前夜、焼きあがった作りたてのシフォンが、色鮮やかに店内に並ぶ。
テイクアウトを楽しむ居心地の良い空間。
イートインで味わう特別なスイーツセット。
口に運ぶと、ふわっじゅわっと溶ける。
その一瞬の体験をつくるために、空気、動線、光、音、すべてを整える。
その場所そのものが、konayukiという答えになります。
これは、誰にも複製できません。
レシピを覚えても、技術を学んでも、
「ここに原点がある」という事実だけは、場所にしか宿らない。
だから私は、住所と営業時間を持つ場所を持ち、映像でしか伝わらなかったブランドを形にしたいのです。

店舗が持つ、二つの意味
私にとって、お店には二つの意味があります。
ひとつ目は、自分のためです。
16年積み上げてきたものの「原点」を、物理的に立てること。
ここに行けば、konayukiを生み出した本人が作り上げた形がある。
その味を、空気を、世界観を、実際に体験してもらえる。
その一点を、自分の手で作りたいのです。
もうひとつは、今関わっている全ての人と、これから出会う人のためです。
パートナーのみさなん、そしてこれから挑戦する未来の生徒さんのための場所。
画面の向こうの成功ではなく、実際に触れられる場所。
商品として味わえる場所。
そこに立ち会える場所。
「ここまで来れるんだ」と実感できる場所。
当時、私自身が粉雪シフォンで独立した時、見本にできるお店はありませんでした。
シングルマザーで、元保育士で、シフォン専門。
当たり前ですが、誰も、この道を見せてくれませんでした。
だから、自分で作ろうと思います。
米粉ノンオイル、シフォンケーキ専門の実店舗。
これは本当に未知の世界。現時点では、まだ、どこにもない。
でも岡山に来れば、必ず見本がある。
そういう場所を残します。

お金と覚悟の話
初期投資は、軽い金額ではありません。
物件、内装、厨房機器、看板、運転資金。
数字を見るたびに、生活資金の圧迫を感じるほどの現実があります。
法人3年目の私にとって、これは間違いなく大きな賭けです。
夜、一人で電卓を叩きながら、何度も問い直しましたよ。
この道で進んでいいのか?
本当に、konayukiの実店舗を形にしていいのか。
何度考えても、答えは変わりません。
それでも、やる。
なぜなら、もう気づいてしまったからです。
紙の上には残せないものがある。
切り取れば、空洞になるものがある。
続けなければ、消えていくものがある。
それを置いておく場所を、自分で作るしかない。
これは、ただの事業拡大ではありません。
ただのブランド防衛でもありません。
自分の人生を、形にするための決断です。

物件を10件以上見に行きました
ここまで来るのに、10件以上の物件を見に行きました。
最初は、「岡山にお店を持つ」というだけで十分だと思っていました。
でも、見に行くたびに違和感が残る。
ここじゃない。
ここでもない。
その理由が分からないまま、探し続けました。
そして、ようやく気づいたんです。
私は、譲れない線を持っている。
外から店内が見えること。
駐車場が最低8台あること。
グリーンを植えられること。
街の空気が明るく、清潔であること。
これは、単なる条件ではありません。
konayukiの世界観そのものです。
外から見えないお店では、空気は伝わらない。
駐車場がなければ、ゆっくり来てもらえない。
緑がなければ、あの生地の柔らかさは表現できない。
理想は高いです。
でも、ここは絶対に下げません。
なぜなら、konayukiが立つ場所は、konayukiにしか決められないからです。

最後に
konayukiの歩みを、これからも見ていただけたら嬉しいです。
そして、
「一緒にこの世界をつくりたい」
そう思ってくださる方は、konayuki共創型開業の扉を開いてください。
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