粉雪がシフォンケーキにベーキングパウダーを使わないわけ。ベーキングパウダーを使うメリットとデメリット

粉雪シフォン成功の豆知識

粉雪がシフォンケーキにベーキングパウダーを使わないわけ。ベーキングパウダーを使うメリットとデメリット

皆さんこんにちは。

粉雪の公式LINEの方へ、たまに素朴なご質問が届いています。

 

皆さんは、色々と出回っているシフォンケーキのレシピを見ていて、ベーキングパウダーを使用しているものと、使用していない物を見かけることはありますか?

 

きっと、お菓子つくりを普段からしていて、ベーキングパウダーが常備置いてある、という方が、これから初めて、シフォンケーキも作ろうか、と思った時って、皆さん同じ疑問に当たっているかもしれませんね。

 

今回はそのような内容の話題を、動画にもしてみましたので、動画でご覧になりたい方は、こちらからどうぞ↓

 

 

 

お菓子つくりをしている方にとっては、ベーキングパウダーなんて、使うのが当たり前の存在かもしれません。

 

全くお菓子つくり等したことが無かった頃、ホットケーキミックスや、クッキーミックスなど、ミックス粉に頼ってみた、という方も多くいらっしゃると思います。

 

そして、ミックス粉の中には、必ずベーキングパウダーやその他、初心者が作っても失敗しにくくするための、いわば添加物系は含まれています。

 

自分で手作りしたことが無いときって、そんな材料には、目も触れず、出来上がる楽しみしかなかったりしますしね。

 

でも、自分で粉から作るようになってくると、そのあたりの材料や配合について、ちょっぴり敏感になってきたりしますよね。

 

「このレシピ、砂糖多いな~」

とか、

「マーガリン使いたくないよね~」

とか

「油は体に優しいものを使いたいよね~」

とかいって、健康の為を思うと、欲ってどんどん増加していきますよね。

 

そんな感じで、省けるものなら省きたいと、考えてしまいますよね。

 

でも、製菓理論的には、この材料に対して、これだけの材料を使うことで、上手く膨れたり、きれいに焼けるといった配合もありますので、なんでもかんでも自分の好きなように配合を変えてみたら、全く似ても似つかない物体が出来上がったりもします(笑)

 

まあそれは、極端な例かもしれませんが。

 

話を戻して、ベーキングパウダーというのは、食材とは別の、添加物の部類になります。

 

役割としては、膨らみにくいお菓子の配合に、小さじ1程度入れることで、生地を膨張させて、本来ならもっちり仕上がるところを、ふっくら膨らませ、焼き色も綺麗に付き、触感も柔らかくしてくれる手助けをしてくれます。

 

その、ベーキングパウダーって、どんな成分から作られているのでしょうか?

 

ちょっと深掘りしてみました。主な配合は4つです。

 

◎炭酸水素ナトリウム → 重曹
◎第一リン酸カルシウム → ミョウバン
◎コーンスターチ
◎硫酸アルミニウム

 

重曹は、あく抜きにも使われることがあり、食用として使われることは、聞きますね。

市販の渋皮煮には使われているでしょうし、あく抜きを急ぐには、使われる商品は多そうです。

ですが、こちら、膨張剤の役割なので、摂りすぎることで、胃の粘膜に穴を開けてしまうなど、摂りすぎによる害があることは、否めないようです。

 

 

コーンスターチは、100%と言ってよいほど、遺伝子組み換えのトウモロコシが使われているようで、遺伝子組み換え食品の摂りすぎによる様々な健康被害はよく耳にします・・。

あまりに色々とありすぎるので、ここではその内容は省略しますね。

 

 

最近では少なくなってきた、硫酸アルミニウム入り。最近では、アルミ不使用と書かれたベーキングパウダーが多く出回っているので、そちらを選ぶことで、少しは安心です。

 

このような事から、成分一つ一つを見ていくと、確かに健康被害をもたらす危険性があることが確かです。

 

例えばホットケーキミックス粉には、1gあたり最大0,53mgのアルミニウムが含まれていて、約50gの粉を使って、ホットケーキ1枚を焼くと、約27mgのアルミニウムが含まれる計算になります。

 

これにより、1~6歳の、まだ体が小さな幼児にとっては、規定量を超えてしまう可能性があることを、厚生労働省では調査しているという事もわかりました。

 

ですので、小さなお子様にこそ、出来る限り安心して食べさせられるものを作ってあげたくなりますよね。

そんな事実もありますが、大人が食べるにあたっての、ベーキングパウダーの摂取量については、よほど食べ過ぎることが無い限り、身体への害はないと言われています。

 

一日に、1ホール食べちゃいます!っていう方は勿論危険ですが、ベーキングパウダーうんぬんよりも、先に、糖分やその他の材料の摂りすぎによる健康被害の方が先に来そうな気もしますよね(笑)

 

そもそも、添加物って、今の世の中、どの食品表示を見ても、無いものを探す方が一苦労?

そうなら、何も買えないと言っても過言ではないでしょう。

 

お惣菜の中にもてんこ盛りの添加物が?

イーストのパンコーナーも、増粘剤と乳化剤の添加です。

 

あのような表示を見た後に、自分で作ったシフォンケーキの材料を比べてみると、

 

「卵、砂糖、米粉、旬の食材」

 

え! すくなっ

 

と思います。

 

とまあ、そのような経緯もあって、本来なら、べーキングパウダーを使えば、シフォンケーキの膨らみでそんなに悩むことも無くなるはずなんです。

 

オイル無し、ふわじゅわ、でも、しっかり膨らませたい!
出来れば、ベーキングパウダーに頼らずに綺麗に膨らませたいんです。

そんな欲望を叶えるためには・・・

 

そうです。腕しかないんです(笑)

 

というか、使わなくても、それが実現できるんだから、これからも、

 

「全部のメニューでベーキングパウダーを使わずに、美味しく作りたいなあ~っ」

 

ていう気持ちで頑張っている次第です。

 

シフォンケーキは、ベーキングパウダー無しでも元々膨れやすい配合になっていますから、シフォンケーキだけでも、添加物不使用に拘ってみるっていうのでも良いのではないでしょうか?

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