こんにちは。
今日は、このシリーズの最後として、
「なぜ商品力が大切なのか」
についてお話ししたいと思います。
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カフェを開きたい。
お菓子を販売したい。
自分のお店を持ちたい。
そんな夢を持ったとき、多くの方が最初に考えるのは、
- 場所のこと
- 資金のこと
- お店の雰囲気
- 集客方法
ではないでしょうか。
もちろん、それらはどれも大切です。
でも私は長年この仕事を続けてきて、ひとつ確信していることがあります。
お店は雰囲気だけでは続かない
どんなに素敵なお店でも、
どんなにおしゃれな空間でも、
それだけでお客様が通い続けてくださるわけではありません。
最終的にお客様をもう一度連れてきてくれるのは、
「また食べたい」
という記憶です。
私は以前、自宅でテイクアウト販売をしていました。
大きなお店があったわけでもありません。
特別な立地があったわけでもありません。
それでも、
「前回食べておいしかったから」
「ずっと気になっていたから」
「また食べたくなって」
そんな理由でご予約をいただいていました。
そのとき実感したんです。
お店がなくても、商品の力だけで人は動く。
ということを。
商品は24時間働いてくれる
私はよく、
商品力とは
「24時間働いてくれる力」
だと思っています。
お店を閉めたあとも、
SNSを見ていない時間も、
商品はお客様の記憶の中で働き続けます。
ふとした瞬間に思い出してもらえる。
手土産を選ぶときに思い浮かべてもらえる。
大切な人に贈りたいと思ってもらえる。
それが本当の商品力だと思うのです。
発信だけでは解決できないことがある
もちろん発信は大切です。
SNSも必要です。
写真も文章も大切です。
でも、
発信を頑張っているのに苦しい。
投稿しても反応が続かない。
新商品を出し続けないと不安になる。
そんな状態になっているとき、
本当の課題は別のところにあることがあります。
それは、
「お客様がもう一度食べたいと思う商品が育っているか」
ということです。
私がシフォンケーキだけに向き合ってきた理由
私は長い時間をかけて、
米粉・お米・グルテンフリー・ノンオイルというテーマに向き合ってきました。
決して簡単な道ではありませんでした。
失敗もたくさんありました。
何度も焼いて、
何度も改良して、
何度も悩みました。
それでも続けてこられたのは、
「体に優しいだけでは終わらないお菓子を作りたい」
という想いがあったからです。
そして、
「また食べたい」
と思ってもらえる商品を作りたかったからです。
商品には、時間という価値がある
商品は一日で生まれません。
レシピの裏には、
数えきれない試作があります。
失敗があります。
悩みがあります。
そして、
諦めなかった時間があります。
だから私は、
商品とは単なるレシピではなく、
その人の経験や想いが積み重なったものだと思っています。
軸になる商品が、お店を強くする
自宅工房でもいい。
マルシェでもいい。
小さな販売からでもいい。
大切なのは規模ではありません。
「この商品なら自信を持って届けられる」
そう思える看板商品があることです。
軸になる商品があるお店は強い。
そして、
その商品の物語を語れる人はもっと強い。
私はそう思っています。
おわりに
このシリーズを通して、
私にとってシフォンケーキとは何かをお話ししてきました。
シフォンケーキは私の人生を支え、
人とのご縁をつなぎ、
仕事を生み出してくれました。
そして今では、
誰かの未来をつくるきっかけにもなっています。
だから最後に、ひとつだけ問いかけたいと思います。
あなたのお店には、
「また食べたい」
と思ってもらえる商品がありますか?
もしその答えを探している途中なら、
焦らなくても大丈夫です。
商品は一日で育つものではありません。
大切なのは、誰かの記憶に残る一品を、丁寧に育てていくこと。
その積み重ねが、やがてお店の力になっていくのだと思います。
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