こんにちは。
米粉シフォンケーキ専門教室粉雪の粉雪シフォンマイスター直子です。
今日は、昨年11月以来、再び短期集中レッスンにお越し下さった、粉雪シフォンマニアっ娘と言える生徒さんとの3日間をご紹介します。
以降、生徒さんの事をMさんと記します。
粉雪シフォンが大好き!粉雪シフォンマニアな生徒さんとの、3日間の様子をご紹介。
前回はゴートゥートラベルの最中に2泊3日でお越しくださったMさん。
今回は、前回より1日多く追加して、全部で7メニューの為に3泊4日の長旅にお越しくださいました!
しかも、行きは飛行機でお越しいただいた、とのことで、頭が下がる思いです!!
粉雪シフォンと出会ってからの生徒さんの生活は、受講直後から昨日まで、熱が冷めることなく米粉シフォンケーキ中心の生活に。
少しかじって他の物に目を移す事もなく、とにかくひたむきに、一途に練習されているご様子を拝見してきました。
しかも、焼けました!だけのレポではなく、ある時は動画にして、型外し前の段階で、ふわじゅわな音を聴かせて投稿されたりと、音マニアな気質も感じるほど♫
ふわふわ、ふんわりしているだけでは物足りない!口の中でとろける触感がすき!
今回リクエストくださったメニューは、
●ほうれん草
新鮮で鮮明な緑色が出るほうれん草!
シフォンでこんなに野菜が採れるなんて感動ね✨
生ものを扱う生地は、その時々で変わる水分量に対し臨機応変に判断できる感覚も養います。
そのままお皿に乗せて食べるなら、ふわじゅわ仕様、サンドしてお出かけならふんわり仕様にして頂けます。
●りんご
どこにもない作り方で、りんご感たっぷりの仕上がりにできます。
作っている最中から
「美味しそう~・・美味しそう~・・」
次々目の前で起こる、新しい水分の作り方に、気持ちはハイテンションが続きましたね。
卵黄生地作りの段階で、どんな触感にしたいかを吟味して、その時々で生地を見極める目を養います。
●キャラメルバナナのコーヒーマーブル
粉雪シフォンが今年の2月に発表したばかりの新作、キャラメルバナナのコーヒーマーブルをご注文!
シフォンと向き合っている生徒さんの目は、いつもキラキラしていて、お伝えする方も、このキラキラスマイルに打たれそうになります!(笑)
つぶらな瞳の粉雪も、負けずに頑張るもん!
この膨らみ方は独特なんだけど、これほんっと濃厚なんですよ♪
以前、Instagramでおいしそうに新作のご紹介をしたので、吊られた気持ち、良ーくわかります。
でも選んで正解でしたね!
新作第一号ということで、Mさんに率直な食レポを委ねました!
Instagramのリール動画に投稿中です!もしお時間がございましたらご覧になってくださいね。
キャラメルケーキでよく見かかる、バナナとキャラメルクリームなどを添えれば、お手軽最強スイーツに早変わりです!
粉雪シフォンは、それぞれのメニューで美味しさの特徴が異なるので、味を思い出しただけでもよだれが出てきます。(笑)
お家で楽しめる最強デザート、ふわじゅわな米粉シフォンケーキは、その家族までもが虜になります。
最初は、プレーンは普通だと思っていたMさんの娘さんも、これほど飽きの来ないシフォンに触れて、いろいろなメニューが目白押しだと、基本のプレーンの美味しさも際立ったようです。
余計なものを使わない、メレンゲの出来栄えに一番左右されるプレーン。
これまた、ふわじゅわだから、本当に、作り方もお取り扱いも難しいんですけどね。
Mさんは、なぜ粉雪シフォンを選んで下さったのか? Instagramで初めて見つけて、ブログ、ホームページ、Facebook、動画サイトまで辿ってみて、「この先生に絶対習いたい」と思ったから。
そういえば、最初のご連絡から脅かされっぱなしでした。
まず、お住まいを伺って東京。
そんなご遠方の方からのご連絡なので、動画レッスンだとばかり思っていたら
「主人も、最初は驚きましたが本気でやりたいって思ったのなら行って来たらいいじゃん。ゴートゥーで行ってくればいいよ!と協力的なので、リアルでご指導頂きたいと思っています。」
「主人がホテルや新幹線の予約もしてくれました!」
という熱いメッセージ。
初回は、レッスン日までに動画で学ばれ、ひたむきに13台予習されました。
その日から一気に粉雪シフォンの味にどっぷりハマられ、過去、手外しだったものをそれ以降、丁寧に包丁で型外しされるようにもなりました。(そもそも、粉雪シフォンは手外し出来ない為)
型に入れて焼けば、誰でもシフォンケーキの形になる。1切れに入っている油の量ってじつは多すぎなんだよね、とお悩みの方
最近では、シフォンケーキを作っている方が増えたことは以前にもお伝えしましたが・・・
はっきり言ってシフォンケーキは、写真に撮ってしまうと、見た目だけでは美味しいのかどうかが分かりにくいですよね。
とりあえずシフォンケーキの形だし、パンよりふわふわなのは当たり前。
でも一切れ食べたら、実は普通。どっぷり生クリーム挟みたい。(※但しこれは、甘さが欲しいと感じる個人差はあると思います)
デコレーションたっぷり塗ってあれば、フルーツや絞りが華やかで、見た目も明るくてどこから見ても美味しそう。
でも、私って、昔からなんですが、
「自然の綺麗さ」
にすっごくこだわっています。
例えるには違うかもしれませんが、例えば学生時代から感じていたのは、肌のきれいさについて。
当時、化粧をしている同級生が居て、その人がある日すっぴんで来た時、
「あれ?お肌が・・」
と思わず二度見した記憶があります。
田舎者出身で、お洒落には興味が無かった私でしたが、化粧ですっごい変わるんだって気が付きました。
そこで私は、
「私も化粧で変わろう」
と思わなかったんです。
「素肌美人になりたい」
本気でそう思いました。
誰に何を言われたわけでもないのに、化粧が当たり前になるお年頃になった時、彼氏ができても恥ずかしくないような、すっぴんと化粧の差が大きくない肌を保ちたくて、化粧品ではメイク用品よりもローション、クリームに一番気を使い、ブランドにこだわらず、お金がない時期でも肌に良い製品にお金を掛けていました。
どれだけ夜遊びした日でも、帰って顔を洗わず、そのまま寝たことは一度もありません。
メイクは5分でも、地肌に多くの時間をかける人でした。
シフォンケーキに対する想いも、今思えば似てるんです。
「生地が美味しければ、クリームなんていらない。クリームは入っていないけど、まるでクリームが入っているようなシフォンケーキの味を目指そう」
その想いが、今に至ります。
レシピ本や動画レシピなど、探せばいくらでも出てくるのですが、実はそれを参考にしたことがありません。
「私にしか作れない味」
まさにそれを追求し続けました。作りながら配合を考える、そんな開発をしてきました。
振り返れば、パン作りでも同じことが言えます。
手ごねパン作りマニアだった過去、自分の手の中で感じる生地の張り、艶、触感全てを全意識で感じ取り、水分調整も徐々にオリジナルなものに変わっていきました。
捏ねている人を見ただけで、
「あの人の捏ね方は、きっと美味しくなる!」
なんてことを想像する人でしたから(笑)
そんな、物作りに対するマニアックな考え方は、このシフォンケーキに大いに生かされました。
シフォンケーキの作り方って、私が興味を持ち始めた2014年頃って、ほとんど参考資料が無かったことも、自立して開発する意欲に繋がったのかもしれません。
ないものは自分で生み出すしかないんです。
子育ても同じで、頼れる身内がすぐ近くに住んでいないのだから、パーフェクトにこなすためには自分自身の生活を工夫するしかないのです。
元々は、自力で趣味の範囲で焼いていたけれど、納得いかない自身の作品と向き合う中で、まさにMさんの求めていた物と粉雪シフォン内容が合致!!
Mさんは、過去に粉雪が地道に発信してきたブログや動画など、ほぼ全部見てきました!
と言われました。
まだお会いしたこともない方なのに、その行動は本当に健気。
片道5時間かけてでも、お疲れな様子どころか、まだまだもうちょっと!と思うほどレッスンを楽しんでくださる方。
疲れ切った後に出る試食シフォンには、目をキラキラ輝かせながらおいしそうに食レポしてくださいます。
シフォンの数は多い粉雪シフォンですが、それぞれ全く別の味わいが楽しめるので、別のケーキを習っているかのようなワクワク感です。
色々な道具を揃えて、多方面にケーキを作るのと同じくらい、シフォンケーキだけで種類を変えて作ることって楽しい!
ですが、シフォンケーキの良いところは、道具セット、揃える材料がいつも同じ、ってところかな?
ぶっちゃけ、味を変えるのは、素材(食材)だけですもん。
粉雪シフォンでカフェを計画中の生徒さんもいらっしゃいますが、そりゃあもう、楽しい事しか思い浮かびません。
毎月、シーズンメニューが変わればお客さんも飽きないし、大量生産がしやすい事も特徴です。
盛り付け次第で、カフェメニューは豪華にもシンプルにもなります。
「生クリーム最小限でも生地を味わって」
なんていうカフェはあまり見かけませんよね。
見た目、生クリームメイン!
どのようなお客様を対象にするか、にもよりますけどね。
カフェを計画中の生徒さんとお話ししていると、本当ににワクワクしてきます♪
そのような感じで、粉雪シフォンをカスタマイズしてレッスンを受けられた生徒さんは、
「将来は開業」
という文字しか見えなくなっています。
勿論、現在現役バリバリ社員の生徒さんもいらっしゃいますが、退職後の計画を今から楽しみに習いに来ていただいています。
いや~いいですね、退職後にゆったりと、趣味半分、仕事半分で過ごす未来はもう、心も身体も幸せの光しか見えません。
その光を目標に、今の仕事をやりきる!
開業よりも、だいぶん前に卒業してしまうけれど、その時を見届けたいと思える生徒さんもいらっしゃいます。
シフォンケーキの楽しみ方も学べる
お疲れモードの中でも、この時間だけは避けて通れませんね~。
お茶タイムでも、そんなに準備に手間取らない、至ってオーソドックスな飾りつけで十分満足できるものにしています。
その日に使った材料を利用して、お皿選びにちょっとだけ工夫して♪
生徒さんの疲れた頭を、もう一度元気にしてもらって考える時間(笑)
「頂きま~す!」
実は、この瞬間の為に、粉雪も頑張ってます!(笑)
今日も一日、シフォンケーキ特訓お疲れさまでした!
あと二日、しっかり休養して挑みましょうね。
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