米粉シフォンケーキ教室を選ぶ前に知っていただきたいこと

日常

konayukiが共創型の開業支援へ変わった理由

米粉シフォンケーキを習いたい。

いつか自分でも販売してみたい。

そう思って教室を探すと、今はInstagramやGoogleで、たくさんの米粉シフォンケーキ教室を見つけることができます。

写真だけを見ると、どの教室で学んでも同じように見えることもあります。

けれど、これから販売や教室を仕事にしていきたい方には、レシピの内容だけではなく、

その先生が、どこで技術を学び、その技術をどのように自分の商品へ育ててきたのか

というところまで見て、教室を選んでいただきたいと思っています。

そこには理由があります。

konayukiにも、以前は「認定校」という仕組みがありました

konayukiでは2019年から、米粉を使い、油を使わず、口の中でほどけるようなシフォンケーキを研究し、全国の方へ教えてきました。

グルテンフリー&ノンオイルなのに

「ふわじゅわ」

「粉雪のような口どけ」

といった言葉で、その食感を伝えてきました。

そして以前は、技術を学んだ方が、その技術を次の方へ伝える「認定校」という仕組みを設けていました。

当時は、学んだ技術を正しく伝えてもらうことが、技術を未来へつなぐ方法だと考えていたからです。

けれど、運営を続ける中で、その考え方を大きく変える出来事がありました。

学んだ技術が、別の「独自レッスン」として扱われることがありました

konayukiで学んだあと、認定関係を離れ、

そこで学んだ製法、考え方、生地の扱い方、食感の特徴を土台にしながら、

別の教室の「独自レッスン」として提供されるケースです。

そして現在も、konayukiとは認定関係にない教室の中に、過去にkonayukiで学んだ技術を背景に持つ教室があります。

ここで私たちは、一つの現実に向き合うことになりました。

レシピは、数字だけなら似せることができます。

配合を変えることもできます。

工程の名前を変えることもできます。

今はAIを使えば、似た配合を作ることさえ難しくありません。

だからこそ、

レシピを囲うことを中心にした仕組みには限界がある。

そう考えるようになりました。

この経験が、konayukiの方向を変えました

以前は、

どうすれば技術を守れるか。

どうすれば同じことが起きないか。

そこに多くの時間を使っていました。

規約を整える。

伝え方を決める。

使える範囲を決める。

けれど、それを重ねても、人の行動まですべて管理することはできません。

そして、そのことばかり考えていると、

konayukiが本当に育てたいものから離れていくことにも気づきました。

私たちが増やしたかったのは、

同じ名前の教室じゃない。

同じ商品を作る人でもない。

シフォンを食べた人が、

「何これ」

と思う。

作った人が、その言葉を聞いてうれしくなる。

そして今度は、その人のお客様へ、その驚きがつながっていく。

konayukiが育てたいのは、その連鎖です。

「認定教室を増やす」から「一人ひとりのお店を育てる」へ

この経験をきっかけに、konayukiの仕組みは大きく変わりました。

現在は、

konayukiの技術を土台に、自分らしい商品へ育てていくこと

を大切にしています。

その人の地域。

その人のお客様。

その人自身の経験。

それぞれに合わせて商品を育て、自分のお店の名前で選ばれるようになっていく。

そのために作ったのが、共創型の開業支援プログラム

「konayuki メゾン」

です。

学ぶのは、シフォンケーキの技術だけではありません。

商品づくり、販売、写真、発信、価格、導線、お客様との関わり方まで含め、

実際に自分のお店を育てていくところまで一緒に考えます。

過去に起きた出来事は、決して小さなことではありませんでした。

けれど、その経験があったからこそ、

「同じものを教える人を増やす」

という考えから、同じ目標を持った仲間と

「自分のお店を育てられる人を増やす」

という方向へ進むことができました。

konayukiの技術を学び、開業したい方へ

米粉シフォンケーキ教室は、全国にたくさんあります。

それぞれに先生の考え方があり、それぞれの技術があります。

その中で、

「konayukiで積み重ねてきた米粉シフォン、生米シフォンの技術を学びたい」

と思ってくださる方は、

先生のプロフィールに

「konayuki本部認定講師」

と記載されているかをご確認ください。

現在、konayukiの本部認定講師として活動している方は、この肩書きをプロフィールに表示しています。

教室を選ぶときは、

レシピの数だけではなく、

「その技術をどう習得したのか」

「そこから、どんな商品へ育てているのか」

「販売を始めたあとも相談できる場所があるのか」

というところまで見ていただくと、自分に合った学びを選びやすくなります。

レシピより、その先を残したい

konayukiは今、レシピそのものを守ることを事業の中心には置いていません。

以前は、自分たちが大切に伝えてきた技術が、認定関係のない場所で別の形として使われていくことに、気持ちを大きく削られていました。

けれど、そこで立ち止まって考えました。

レシピは、これからもっと広がっていくものです。

約束やルールを重ねても、それを守らず、学んだ技術を別の場所で使う人はいます。

技術は、人から人へ伝わっていきます。

それでも、

素材の状態を見ながら、生地を壊さずに立ち上げる手の感覚。

自分のお客様を見ながら、商品を育てていく力。

そして、食べた人から生まれる

「何これ」

という驚き。

これは、レシピの数字や言葉だけでは伝わりません。

「何これ」

という驚き。

これは、数字だけを写しても生まれません。

だからkonayukiは、

同じものを作る人を増やす場所から、

一人ひとりが、自分の商品とお店を育てていく場所へ

変わりました。

過去に起きたことを隠すより、

その経験から何を考え、何を変えたのかを残しておきたいと思っています。

それが、現在のkonayukiと「konayuki メゾン」につながっています。

株式会社konayuki
代表 直子